2月21日(土)  伊予灘のメバル釣り


伊予灘メバル W

真冬にしては めずらしく風もほとんどなく いい天気?

産卵を終えて 大型は体力を回復すべく産休中のようだが 果たして…



前日は朝一番に食いが立ったようなので

開幕ダッシュに乗り遅れないように。


先週末から水無瀬でハマチ〜ブリが食いだしたので

今日も多くの船はジギングで出ているみたい。


本船航路では かなりの波があるようだが

ここは微風。



朝からアタリはあるけど どうもサイズが…

小メバルに中型がポツポツといった感じ。



潮のよれる所や湧き潮の中を釣っていくのだが

どうも潮が速すぎてポイントが定まらないみたい。


一流しごとにあっちへこっちへと船が振られ

船をポイントに付けるのも大変なようだ。


ポイントにまっすぐに入っていくような流しだと

全員に同じように当たるが

船が安定しないようで右舷だけとかミヨシだけとか偏った釣れ方をしている。


いいポイントに入ると 良型まじりで



こんな感じ。

型のいいメバルは群れの上の方にいることが多いので

底を切った状態で いつものように誘いは一切入れず。

釣り方はこんな感じだが メバルのサビキ釣り

イメージ的には よりこちらに近い  メバルのエサ(シラサ)釣り


船からのメバル釣りはゆっくり誘って釣るのが定説になっているが

釣るタナさえ合わせたら 誘う方より誘わない方が確実に釣れますから。


その釣り方ならワームでも釣れちゃう。



ワームだからと動かす方がいるようですが そんなことすると釣れません。

誘いは入れず 潮に漂わせメバルの鼻先に持って行く感じ。



釣り上げたメバルが白っぽいアミみたいなのを吐き出したので

サバ皮を短く切ったショートバージョンにしたら いい感じで良型が掛かりだした。



速かった潮が緩んできた瞬間がサビキ釣り最大のチャンス。

メバルの活性が上がり サイズもアップ



サビキで良型を狙って釣れるのは潮が緩んでしまうまでの10分〜20分

この間の2〜5流しに勝負がかかっている。


流すごとにいい感じでメバルがヒット。

小・中・大・特大



ん? これは ひょっとして…



尺でした。


この1匹を最後に 予定通り3流しほどで良型の時合い終了。


潮が緩むと また小メバルポツポツ状態に。

こんな時でもシラサエビ付けたエサ釣りすれば良型掛かるんだけど…



さて 突然ですか゛メバルクイズ

伊予灘で釣れる4種類のメバル 何か分かりますか?




一番上は トゴットメバル やや深めの岩礁帯に付き 瀬戸内では珍しい。


下の3種は7年ほど前までは生息域によって体色が変化しているだけで

「メバル」 とひとくくりにされていたが

胸ビレや尻ビレの条数の違いやDNA解析などによって

それぞれ独立した種と認定されるようになった。


上から クロメバル 青緑かかって見えることもあるので瀬戸内ではアオジとも呼ばれる。

真ん中は シロメバル 砂地に設置された沖の漁礁でよく釣れる。3種の中では内湾性。

下は アカメバル 比較的浅場の沿岸 藻場などに多い。3種の中では中小型。


同じ海域に住んでいるので 互いに交配してハイブリッド種が生まれてもよさそうなものだが

産卵行動は別々に行われ DNAを比較しても交雑した形跡もないそうだ。



昼までに50匹くらい。



潮が止まって 食いも止まったので 大移動。


波の高さ0.5mの予報であったが

北東の風のせいか本船航路は1〜1.5mの大波ドンブラコ〜。

潮をかぶりながら ポイント到着。


ここは風裏になるので メバル釣りには問題なさそう。



引き潮が動き始め、中小型がコンスタントにヒットしてくる。


20cm後半サイズが掛かった手応えがあったので

もう1匹…と思って追い食いを粘っていると

今日一番の引きで枝ハリスがブチッ…

オモリに近い枝は瞬間的な力が掛かると柔らかい竿を使っていても飛ばされてしまう。




本流から少し離れた湧き潮でメバルが浮いていい感じ。

仕掛けを入れるたびにメバル鈴なり。

底から10〜15mまでベイトとメバルが映っているということで

仕掛けを着底後は 即リールのハンドルを5〜10回巻いて 大きく底を切り

群れの下の方にいる小メバルを避けて 上の方にいる型のいいメバルを狙う。

ここでも 誘いは一切入れず 竿先は動かさない。



30分ほど 荒稼ぎ。

いくらでも釣れるが、大型サイズが掛からないので ポイント移動。


その後は どこへいっても ポツリポツリ…


今日は中潮初日とはいえ 干満の潮位差が380cmもある。

どこを回っても潮が速すぎて本命ポイントはメバルが底に張り付いたまま。


16:30 帰港。



ベタ凪かと思いきや 結構な風があり

潮もいい感じかと思いきや 速すぎて釣りにならないポイント多数。


これまでと同じような感じで クーラー7分目。



サイズはやはり中小型中心で 大型の割合は1割以下。

1匹だけではあるが 尺サイズが出たのはラッキーだった。


そろそろイカナゴの新子も流れだす時期だし

来月には産卵を終えた良型の割合が増える…はず。



本日の釣果  メバル 〜30cm 142匹